P検 3級の模擬試験のExcelで、よく間違えるのが、次の10項目です。

      1. 入力規則が設定できる(数値・文字列・日付や時刻)
      2. グラフの種類を変更できる
      3. グラフの書式設定ができる(プロットエリア、グラフエリア)
      4. 平均値を求める関数を使用した計算式の作成ができる
      5. データの個数を求める関数を使用した計算式の作成ができる
      6. 絶対参照を使用した計算式の作成ができる
      7. ヘッダーやフッターのページ番号やファイル名の設定ができる
      8. ヘッダーやフッターの任意文字列の設定ができる
      9. ページ余白を設定できる
      10. 改ページプレビューを利用して設定ができる

今回は、「1.入力規則が設定できる(数値・文字列・日付や時刻)」を解説していきます。

メニューの中の「データ」タブの中の「データツール」グループの中に「データの入力規則」という名前のボタンがあります。これが、「入力規則」です。

入力規則-1

入力規則-1

「データの入力規則」の中には、「データの入力規則」と「無効データのマーク」と「入力規則マークのクリア」の3つがありますが、P検に指定されているのは、「データの入力規則」だけです。

入力規則-2

入力規則-2

次に、「データの入力規則」を選択し、クリックすると、次のようなダイアログボックスが開きます。

入力規則3

入力規則3

タブも「設定」「入力メッセージ」「エラーメッセージ」「日本語入力」の4種類があります。

P検では、「数値・文字列・日付や時刻」を設定できることが、問われてます。模擬試験などで、よく問題として出題されているのが、「設定」と「入力メッセージ」ですので、これらを順番に解説していきます。

まず、設定ですが、よく勘違いするのが、「データの部分がグレーアウトしており、入力ができない」と思ってしまい。ここでは、設定できないと思ってしまうことです。

例えば、「入力規則を使って、0以上の整数だけが入力できるように設定しなさい。」というような問題があったとします。このダイアログボックスを見ると「0以上という設定ができない」と思ってしまいます。

しかし、「入力値の種類」にプルダウンメニューから「整数」を設定すると、

入力規則-6

入力規則-6

次のように、「データ」の部分が入力できるように変化します。更に、「次の値の間」となっている部分をプルダウンメニューから変更することができます。

入力規則-7

入力規則-7

プルダウンメニューから、「次の値以上」を選択することができます。

入力規則-8

入力規則-8

これにより、条件の「0以上の整数」という設定を行うことができます。最終のダイアログボックスが、つぎのようになります。

入力規則-9

入力規則-9

次に、「入力時メッセージ」について、解説していきます。

こちらは、間違いやすいところはありません。指示された通り、文字列を入力していくだけです。その時に、入力する場所だけは、しっかりと確認して行うようにしてください。

入力規則-10

入力規則-10

入力する部分は、「タイトル」と「メッセージ」です。これを間違えないように、問題文をしっかり読んでください。

これで、「1.入力規則が設定できる(数値・文字列・日付や時刻)」の解説を終わります。

次回は、「9.ページ余白を設定できる」を解説していきます。