P検 3級の模擬試験のExcelで、よく間違えるのが、次の10項目です。

      1. 入力規則が設定できる(数値・文字列・日付や時刻)
      2. グラフの種類を変更できる
      3. グラフの書式設定ができる(プロットエリア、グラフエリア)
      4. 平均値を求める関数を使用した計算式の作成ができる
      5. データの個数を求める関数を使用した計算式の作成ができる
      6. 絶対参照を使用した計算式の作成ができる
      7. ヘッダーやフッターのページ番号やファイル名の設定ができる
      8. ヘッダーやフッターの任意文字列の設定ができる
      9. ページ余白を設定できる
      10. 改ページプレビューを利用して設定ができる

今回は、次の2つの内容について、解説していきます。

7.ヘッダーやフッターのページ番号やファイル名の設定ができる

8.ヘッダーやフッターの任意文字列の設定ができる

これらは、間違いのパターンの分類で示した「4.似たような処理と間違える(5)(7)(8)」になります。

ヘッダー・フッターの画面までは、同じ操作になります。メニューの「挿入」タブの中の「テキスト」グループの中の「ヘッダーとフッター」ボタンを利用します。メニューの中の「ヘッダー/フッター ツール」が選択されていることを確認します。必要に応じて、「ナビゲーション」グループの中の「ヘッダーに移動」ボタン、または「フッターに移動」ボタンを利用して、移動します。

ここからの操作が異なります。「7.ヘッダーやフッターのページ番号やファイル名の設定ができる」では、「設定」ということなので、該当している内容のボタンを選択し、クリックするだけです。

「ヘッダー/フッター 要素」グループの中の指示されている項目のボタンを押して設定します。Excelのウィンドウ枠の横幅が狭いと項目名が見づらいので、できるだけ広くしてから、作業をするように心がけてください。

一方、「8.ヘッダーやフッターの任意文字列の設定ができる」は、「任意文字列の設定」となっているので、指示された文字列を入力して設定します。問題文の中では、【「」は不要】と表現されています。つまり、【「」の中の文字列を入力しなさい】ということです。

7.と8.の区別は、簡単で、【「」は不要】と問題文に指示があるかどうか、ただ、これだけです。

一度、分かってしまうと、もう、間違うことはないですね。

設定が終われば、シートのセルの部分をクリックして、「ヘッダー」または「フッター」からマウスカーソルを外します。その後、メニューの「表示」タブの中の「ブックの表示」グループの中の「標準」ボタンをクリックして、元の表示状態に戻します。

次回は、「4.似たような処理と間違える(5)(7)(8)」の残りの「(5)データの個数を求める関数を使用した計算式の作成ができる」を解説していきます。