タイピングでは、ホームポジションから勉強をしていくのが、が正道です。

キーボードを見ないでも、タイプができる「タッチタイピング」が理想です。

でも、本当に早い人はホームポジションを守っていません。キーボードの位置は覚える必要はあります。

しかし、ホームポジションの運指を思い出してみてください。

何か、変ではないですか?

日本語でよく使う文字は?・・・母音A,I,U,E,O

typing table(Home Position)

タイピングの運指表(ホームポジション)

画像:情報リテラシーⅠ 担当:川本 勝

URL https://sites.google.com/a/b.shobi-u.ac.jp/literacy1/

日本語のローマ字頻度表(頻度順)によると、次のようになっています。

文字 回数 % 累積%
a 25130 12.3 12.3
i 23949 11.7 24.1
o 21651 10.6 34.7
u 18122 8.9 43.6
n 15233 7.5 51.0
e 13794 6.8 57.8
t 13626 6.7 64.5
k 12097 5.9 70.4
s 10856 5.3 75.7
r 9544 4.7 80.4

「a,i,o,u,n,e,t,k,s,r」の10文字で、全体の80%を超えていることになります。

この中には、当然のように母音「a,i,o,u,e」があり、「ん」としての「n」は、特殊ですが、

非常に回数が多いですね。(注)小文字にする「x」「l」は、除外しています。

次の画像は、この頻度の高い文字に印を入れたものです。

運指表(よく使う文字を追加)

よく使う文字(トップ10)の位置

人間の指は、すべてが同じように動かせるわけではありません。

人差し指、中指、薬指、小指の腱の間は、横につなぐ腱間結合があるので、たとえば中指と小指で鍵盤を押さえた状態だと、薬指の腱は「曲がる方向に」引っ張られているので、伸ばしにくい(持ち上げにくい)というわけです。

人差し指と小指には、それぞれを伸ばすための独自の筋肉があるので、これらの指は中指や薬指より伸ばしやすく(持ち上げやすく)なっています。

「ピアニストのための脳と体の教科書」古屋 晋一

つまり、人差し指と中指は、それぞれが独立して動かしやすいということです。

【まとめ】

下を見ないで、打てる方が早く打てますが、ホームポジションは、無視して、自分の打ちやすいように打つということが大切です。また、指は、練習すればするほど、早く・正確に、動かすことができます。

そして、P検のタイピングテストは、ミスに対する原点がないということです。

これは、非常に大切な点です。

つまり、間違えないように正確に打つより、多少のミスは、気にしないで、早さを重視する方がいいということです。また、ヘボン式は不利です。打つ文字数が多くなるので。

(注)本当の仕事では、正確に打つことを重視したほうがいいと、私は思いますが。

非常に速い人の運指を参考まで、下に載せています。

eスポーツタイピング大会 RTC2018 優勝者 miri 選手

miriさんの運指

運指表(miriさん)

miriさんの運指表