実際の試験で、ミスを犯しやすいところが、下記の部分です。

      1. インデントの設定ができる(字下げ、ぶら下げ)
      2. 均等割り付けの設定ができる
      3. 文字飾り(取り消し線、二重取り消し線、上付き、下付き)の設定ができる
      4. 段落罫線の設定ができる
      5. ページ罫線の設定ができる
      6. 図のグループ化ができる

まず、「インデントの設定ができる(字下げ、ぶら下げ)」は、設定する場所を忘れやすいということです。

      1. メニューの「Home」タブの中の「段落」グループの右下隅の□の部分をクリックして、「段落」のダイアログボックスを表示させます。
      2. 次に、「インデントと行間隔」タブをクリックし、「インデント」の中の「最初の行」の部分の右側にある下三角の形「▼」をクリックして、「字下げ」または「ぶら下げ」を選択し、右側に文字数を入力します。

このように、設定するまでの手順が長く、選択する部分が多いので、すぐに忘れてしまいます。

繰り返し練習して、身体に覚えさせてください。

次に、「均等割り付けの設定ができる」ですが、「均等割り付け」に2種類あることは知っていますか?

    1. 一つは、行全体・表のセルに対して行う「均等割り付け」です。
    2. もう一つは、指定した文字に対して行う「均等割り付け」です。

作業の途中が大きく異なるので、注意が必要です。

行全体・表のセルに対して行う時は、「文字数の指定ができない」ということです。

ですから、「23文字の均等割り付けを行いなさい」などの表現の時は、行全体・表のセルに対して行うものではないということです。表のセルの場合は、改行マークが自動的に選択されることがないので、問題はないのですが、一行全体の文字を選択するときは、注意が必要です。

文字を選択するときに、自動的に改行マーク「」が選択されてしまうからです。この改行マークが選択されているときは、一行全体を選択したことになり、文字数を指定することができません。

そこで、左から文字を選択していき、一度、改行マークを選択範囲に入れてから、少し、左に戻して、改行マークを外します。これで、文字だけを選択したことになり、文字数を指定できます。

操作が少し難しいので、繰り返し練習が必要です。

続きは、「P検 3級 実技試験(Word) ワンポイント(2)」で紹介します。